カクテル作りの幅が広がる!カクテルのスタイル(種類)を覚えよう
カクテルは作り方(割り方)が定型化しており、いくつかの種類に分けられます。
バーテンダーには必須の知識ですが、初心者の方も覚えておくとお家でのカクテル作りに役立つはず。
そのため、今回は代表的なカクテルタイプ・スタイルをいくつか紹介していきます!
これからお家でカクテル作りをはじめる方は頑張って覚えていきましょう!
カクテルタイプは大きく分けて2つ!
カクテルは大きく分けると『ショートカクテル』『ロングカクテル』の2つの種類に分類できます。
それぞれの概要を紹介していきますので、まずはタイプを覚えましょう!
ショートカクテルは短い時間で飲むカクテル
ショートカクテルとは、短い時間で飲むことを前提に作られるカクテルのことです。
冷たい状態のまま飲み干すことが想定されているため、基本的にはグラスに氷が入っておらず量も少なめです。
代表的なカクテルは、マティーニ・ホワイトレディ・XYZ・バレンシアなど。
簡単にいうと、上記のようなカクテルグラスで提供されるカクテルがショートカクテルです。
ショートカクテルは、ショートドリンク・ショートタイムドリンクと呼ばれることもあります。
ロングカクテルは氷が入った一般的なカクテル
ロングカクテルとは、ショートカクテルの反対でゆっくりと時間をかけて飲み干すことを前提に作られるカクテルのことです。
そのため、氷が入っており全体的に量も多め。
代表的なカクテルはジントニックやカシスオレンジ、レゲエパンチなどが挙げられます。
グラスはこういったタンブラーから、
ロックグラスまで様々なものが使われています。
また、ロングドリンク・ロングタイムカクテルと呼ばれることもあります。
ロングカクテルはさらに細かく分類できる
ロングカクテルは作り方(お酒の割り方)によって、細かくスタイル分けされています。
カクテルのスタイルを知っておけば、詳細なレシピを知らなくても様々なカクテルを作れるようになりますので、覚えておくといいでしょう。
【リッキー】スタイル
ジンリッキーでお馴染みの【リッキー】とは、お酒+ライムorレモン+炭酸水で作るカクテルのスタイルです。
ポイントは生のライム・レモンを用いることで、くし形切りにしたライム(レモン)をグラスに絞って作られることがほとんど。
割り材は炭酸水とライム(レモン)だけなので、お酒そのものの味を楽しむのに向いています。
【フィズ】スタイル
ジンフィズやピーチツリーフィズで知られている【フィズ】は、お酒+シュガーシロップ(砂糖でも可)+レモンorライムジュースをシェイクして炭酸水で満たすカクテルを指します。
お酒をシェイクしているため少しまろやかな味わいになり、シュガーシロップなどの甘味料が入っているため、非常に飲みやすいカクテルのスタイルです。
【クーラー】スタイル
ボストンクーラーやアプリコットクーラーが代表的な【クーラー】は、お酒+ライムorレモンジュース+シュガーシロップ(砂糖でも可)+ジンジャーエールor炭酸水で作られるカクテルのスタイルです。
【フィズ】との違いは、シェイクの有無と炭酸飲料が限定されていないところ。
【モーニ】スタイル
こちらはあまり一般的ではないかもしれませんが、お酒+グレープフルーツジュース+トニックウォーターで作られたカクテルが【モーニ】スタイルです。
名前の通り、カンパリリキュールの代表的なカクテル『スプモーニ』の作り方が由来。
たとえば、ラムを使うと『ソルクバーノ』、ライチリキュールのDITAを使うと『ディタモーニ』になります。
【モーニ】スタイルは、グレープフルーツとトニックウォーターの苦みがマッチし、炭酸によりスッキリしていますので、ゴクゴクと飲み進めていけるほど飲みやすいスタイルです。
どんなお酒でもハズレはないので、お客さんから「炭酸系でお任せで!」と言われた時には、ほとんど【モーニ】スタイルのカクテルを提供していたほど。
個人的には一番好きなスタイルです。
まとめ
カクテルのタイプはあくまで知識止まりですが、スタイルは覚えておくとお家でのカクテル作りにも大いに役立ちます。
レシピを見なくても大体は美味しいカクテルに仕上がりますので、作れるカクテルの種類が大きく広がります。
ほかにも、【コリンズ】【スリング】【エッグノック】【プースカフェ】など様々なスタイルがありますので、気になった方は調べてみるといいでしょう!